日本の夏 [里の風]
見渡す田んぼは、青々と色濃く元気です。
春の宴が終わると、本格的に始まる農作業、息づいた大地のすべてが、
この時期最も緑濃く艶やかに映ります。
貧しい農家が秋の実りを待たずに、収穫を見越して青田のまま売ってしまうことがあり、
ここから転じて、
工事の完成前に販売する意味に使われるようになった、青田売り。
それほどに、しっかり根づいた苗は力強くうねる青田波は、
秋の実りを想像せずにはいられません。
武川米に代表されるここ北杜の里地にも、
青々とした光景が、日本の夏の風景そのままにあります。
この時期の気温と日照が実りに左右されてしまいます。
昨年はこの時期集中豪雨があり、各地で甚大な被害が出ましたが、
今年はこのまま秋の実りに続くことを願います。
もうすぐお盆、帰省ラッシュが始まります。
田舎に帰って目にする懐かしい風景が、日本の夏の原風景が
いつまでも いつまでも残ること、願って止みません。
NPO法人 satoyama http://www.npo-satoyama.net/
2012-08-09 21:24
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