カラマツに始まり そして落葉松に [八ヶ岳の風]
小春日和が続いています。
八ヶ岳は、すそ野が広く緩やかな傾斜が続きます。
カラマツの群生地を切り裂く様に、幾条かの道路が作られています。
林間からこだました嬌声が消えるのを待つようにカラマツは
色づきはじめ、いつか知らぬ間に裾野全体を黄金色にかえてしまいます。
木枯らしの前の静けさの様にしっとりとした静寂に包まれた
真っ直ぐの道は、まだ新しい落ち葉が敷き詰められ、
うつむきかけた白秋でもでてきそうです。
カラマツの芽吹きが春を知らせ、夏には輝く緑を満々とたたえ、
カラマツの紅葉で秋の終わりの近いのを知り、一冬かけて落葉します。
落葉松の林の中の道が登りはじめて閉じる辺りの上に澄んだ空と、
雪をかぶった八ヶ岳の頂が見られます。
NPO法人 satoyama http://www.npo-satoyama.net/
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