武田神社崇敬者特別祈願祭に参加して [祭りの風]
10月9日(木)、武田神社崇敬者特別祈願祭に参加、
その後ベルクラシック甲府にて開催の崇敬者大会に出席しました。
今年の講演は甲斐市消防防災対策室副主幹の高須秀樹氏による
「信玄堤と甲州流治水術」の講演がありました。
甲府盆地は笛吹川と釜無川両河川の氾濫原であったため、大雨による水害が発生する地域でした。
特に釜無川は支流の御勅使川とともに甲府に水害をもたらしていました。
そこで御勅使川と釜無川との合流地点の水勢を調整、強固な堤防(川除)と
堤防を守る水制(聖牛・石出し)の設置をしたようです。
信玄堤(しんげんつつみ)は、山梨県甲斐市竜王にある堤防で、
この地には水防祈願を行うため置かれた三社神社があります。
毎年4月15日に行われる「おみゆきさん」は、
「釜無川(かまなしがわ)」の水防を祈願するお祭りです。
甲斐国の一宮浅間神社(笛吹市)、二宮美和神社(笛吹市)、三宮玉諸神社(甲府市)から
各祭神が渡御、三社の御霊が竜王の地に集まり、信玄堤を練り歩きます。
聖牛の設置により堤防近くの水流が穏やかな様を改めて見てみようと思います。
そしてまた、来年のおみゆきさんは、これまでとまた違う感慨で迎えられそうです。
NPO法人 satoyama http://www.npo-satoyama.net/
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