ひっそりと [里の風]
仄明かり 澄まして決めて 曼珠沙華
梵語で ”天界に咲く赤い花” の意味をもつこの花は、
「彼岸花」とも言われ、秋を感じ始めるこの時期道端で見かけます。
子供の頃、この真っ赤な色に怖さを感じたものですが、
今では夏の終わり ”暑さも彼岸まで” そんな季節変わりを想います。
晩秋になると花は消え、代わって束になって現れる帯状の葉は初夏には枯れてしまいます。
花があるとき葉はなく、葉があるとき花はない 花は咲いても実はならず。
そんな淋しい雰囲気に、死人花(しびとばな)・地獄花(じごくばな)・はっかけばばあ
いろんな異名がある、立ち上がる炎のようにも見える紅い色
明日は彼岸の入り、先祖を思う日和です。
目の前の「彼岸花」、やっぱり鮮やかすぎて寂しげで
仄明かり 澄まして決めて 曼珠沙華
NPO法人 satoyama http://www.npo-satoyama.net/
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